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2015年04月29日

金泥の焼き方

仏画に金泥はなくてはならないものですが、使えるようにするためにはひと手間かけなくてはいけません。

金泥の焼き方をご紹介します。

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大丸1︎用意するもの

純金泥0.4g
    ニカワ
      電熱器
      皿

純金泥はなるべく良質なものを使用してください。

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純金泥0.4gです。

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お皿のなるべく一箇所に金泥を乗せ、金泥から離れた場所に、ニカワの原液を少し垂らします。

この時注意すべきことは、皿いっぱいに金泥の粉を広げないことと、金泥の上に直接ニカワを垂らさないことです。
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中指の腹に少しずつニカワをつけ、金泥を練ってダンゴ状にしていきます。

ニカワで金泥をくるむようなつもりで、練っていきます。
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指にニカワをつけながら、金泥をなるべく均等に、皿に薄くのばしていきます。

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電熱器で焼きます。

皿をクルクル回しながら、電熱器にかけます。焼きすぎると金泥が皿に焼き付いてしまって失敗します。

目安としては、ピカッと光ってくるぐらいでしょうか。

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焼いたところ。
皿の粗熱をとります。
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ぬるま湯を注いで、中指の腹で丁寧にこすり、皿から金泥をはがします。

よくかき混ぜ、ほこりが入らないように皿にハガキを乗せて、一晩放置して金泥を沈殿させます。

大丸1︎一晩放置したら、上澄みを捨ててアクを抜きます。

もう一度同じように電熱器で焼き、ぬるま湯を注いでよくかき混ぜ、一晩沈殿させます。

上澄みを捨てて出来上がり。

後は描く時に、ニカワの量を調整してください。
ニカワが少ないと、金の伸びが悪くて描きづらく、多すぎると粘るし、金の発色が悪くなります。

上手く焼けてアク抜きもできた金泥は、描く時にまるで金の糸を引いたような感覚がします。

金泥は一度処理をすれば、ずっとその都度使えますが、使い続けると金が疲れてきますので、またぬるま湯を注いでよくかき混ぜ、沈殿させて上澄みを捨てるとよいです。






posted by しまねこ at 14:29 | Comment(0) | 画材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

大瑞求菩薩 宝冠描き起こし

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宝冠部分を黒朱で描き起こししました。

随分歪んでしまいました。最初の下図の作り方が悪かったと思います。

銀色の部分はプラチナ泥です。
posted by しまねこ at 22:01 | Comment(0) | 制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

大随求菩薩 金泥塗り

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宝冠部分に金泥を塗りました。空白部分はプラチナ泥か、水金と言ってもう少し薄い色の金を塗る予定です。

黒朱で輪郭線を描き起こさないと、まだはっきりしません。

posted by しまねこ at 22:18 | Comment(0) | 制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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