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2015年06月05日

馬頭観音

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原画はボストン美術館所蔵です。

名古屋の金山のボストン美術館に二、三年前に里帰り展示されました。

繊細な切金文様が非常に美しく、ぜひ描いてみたくなり、図録から下図を作って描いてみました。
posted by しまねこ at 23:02 | Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日

渡海文殊図

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渡海文殊図です。元図は醍醐寺のものです。

獅子に乗った文殊菩薩が眷属を連れて、海を渡って五台山に向かう様子を表しています。

眷属は左から、最勝老人、獅子の手綱を引く優填王(うてんおう)、僧形の仏陀波利
三蔵(ぶっだはりさんぞう)、善財童子です。

文殊菩薩は智慧の仏様とされますが、智慧の清らかさを表すため、少年のような風貌と、白を基調とした彩色が施されています。

この絵で大変だったのは、やっぱり背景の波です。

一波ずつ塗っていくのですが、微妙な遠近感を出すために、手前から黒群青の10番、真ん中あたりを12番、上を14番(白)で塗り分けてあります。

波頭を岩白でぼかしをかけ、波の線はプラチナ泥で描いています。
posted by しまねこ at 09:27 | Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日

応徳涅槃図

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応徳涅槃図です。

元図は高野山金剛峰寺所蔵で、応徳三年(1086年)の制作年が記されており、平安仏画の最高峰として、国宝に指定されています。

中央に横たわる釈迦を取り巻くように、数多くの菩薩や、羅漢達、仏弟子が描かれています。
死は永遠の別れではないと悟りの境地にある菩薩達は、穏やかな美しい表情をしていますが、まだ悟りの境地に至らない羅漢達や、仏弟子は嘆き悲しんでいます。

ある物はあたりはばからず、天を見上げて泣き叫び、ある者は身を揉むように泣き崩れ、獅子までが悲しみのあまりひっくり返って、身悶えしています。

このたくさんの登場人物がいる絵を描く時、一番苦心したのはそれぞれの肌の色の違いでした。
涅槃の釈迦は、白い中にもおのずと後光がさすような色にするため、鉛白で塗ったあと藤黄(ガンボージ)を薄くかけました。

この涅槃図は現存するものの中でも、最古の作例と言われていますが、時代が下がるにつれ、登場する動物の種類が増え、中にはカタツムリや、ゲジゲジまで書き込まれているものもあって、面白いです。

しかしなんといっても、気高いばかりの美しさは、この応徳涅槃図に勝るものはないでしょう。
posted by しまねこ at 23:07 | Comment(0) | 作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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